京都の伝統と観光問題解決策の融合。錦市場のインバウンド客向けプロモーション事例

伝統に調和したプロモーションで、自然に観光の課題を解決

「京の台所」として有名な錦市場様は、観光に伴う様々な問題に悩まされていました。特に大きな問題は食べ歩きやごみのポイ捨てによるトラブルでした。

食べ歩き問題解決のためにイートインコーナーを作ったものの、告知が上手くいっていない。ごみの持ち帰りを呼びかけるにしても、観光に来られた方にあまり強制はできず、ゴミ箱などの設置は景観維持のため難しい。

そういったお悩みの解決を土山印刷がお手伝いしました。

1つ目の対策として、イートインコーナーの利用推進とごみのポイ捨て防止のため、カップホルダー付きの紙製手提げ袋を配布しました。錦市場の風景と調和するようにデザインした手提げ袋の中に買ったものを入れてもらい、イートインコーナーまで持ち運びやすくすることで食べ歩きやポイ捨てを自然に減らします。

2つ目の対策として、二次元コード付きの吊り広告を制作しました。二次元コードをスマートフォンなどで読み込んでもらえば、イートインコーナーへ誘導するWEBサイトへとつながります。

3つ目として、錦市場様オリジナルレシピをもとにした動画を制作しました。海外からのお客様には長期滞在される方も多いので、宿泊先で自炊されるときに錦市場の食品や道具を使って料理をしていただけたら、という想いがこもったレシピです。動画にすることで料理の工程をわかりやすく伝えることができ、お客様に「現地の食材を自分で料理して味わう」という特別な体験をプレゼントすることができました。

4つ目として、錦市場周辺へのデリバリーサービスのプロモーションを全面的にお手伝いしました。WEBのランディングページや商品カタログ、チラシ、雑誌広告、バナー等の形で、錦市場のデリバリーサービスを広告し、コロナ禍でお買い物にお困りのお客様のお役に立つとともに、お買い物代行／デリバリーという新しいチャネル開発のお手伝いをしました。

カタログ、チラシ、雑誌広告にはそれぞれ異なるQRコードを印刷することで読み取り数を計測し、錦市場様と効果のふりかえりを行っていますが、日に日に1日のアクセス件数は増えています。施策の組み合わせによって、多くの方に錦市場様の取り組みをお伝えすることができました。

企画からモノ作りまでを一貫するから、幅広いサポートが行えます

錦市場様の問題は、紙の印刷だけ、WEBサイトだけ、吊り広告だけ、動画だけ、といった、個別の対応では解決できませんでした。それぞれの手段を組み合わせるからこそ、錦という世界に誇るブランドを傷つけることなく、京都という観光都市が抱える観光にまつわる課題解決に寄与することができました。

お客様の声

もしも観光地や商店街で課題をお持ちの方がいらっしゃるならば、ぜひとも土山印刷にご連絡ください。

多様な手段を組み合わせ、お客様の伝統を生かした方法で手助けをいたします。