AMスクリーン(AM網)
AMスクリーン(AM網)とは、規則正しく並んだインキの点を角度を変えて重ね合わせ、点の大きさによって色の濃淡を表現するという網点の種類です。
AMスクリーンは印刷業界では標準的に使われている技術であり、作業コストが比較的安く、安定性が高いという特徴があります。しかし、細かい点の集合を行うため「モアレ」と呼ばれる点の干渉によって生まれる縞模様や、「トーンジャンプ(グラデーション部分に現れるくっきりした線)」といったトラブルが起こりやすいという欠点があります。
AMスクリーン印刷ではこの網点が横並びした線が、1インチ(25.4mm)×1インチの中にいくつ入るかを線数(単位:●●Lpi/Line per inch)という指標で表します。一般的なカラー印刷物では、もっとも安定して印刷できるAMスクリーンの175線が使われています。
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