コロナによって店頭集客が難しくなった時代、ホームページを使った集客を行おうと考えている方もいるでしょう。
勿論、ホームページがあるとないとでは、WEBからの集客のやりやすさは変わってきます。ですが、ホームページを作っただけでは、直接的な集客につながらないこともあるのです。
それでは、効果的なWEB集客のためにはどのような工夫をすれば良いのでしょう。ホームページを作ってそれでWEB集客の手を止めないための方法をお伝えします。
ホームページでは集客が難しい
「ホームページで集客が難しい」と言われて、困惑する方もいるでしょう。以前書いた記事でも、『ホームページが古かったり存在しなかったりすれば、印象が悪くなり、お客様を逃してしまうこともあります』と書きました。
もちろん、ホームページは必要なものです。ホームページというものは、会社を紹介するパンフレットや総合カタログのようなもの。誰かに会社を知ってもらう時、まずはパンフレットを渡す、というのが営業活動ではよくありますが、それと同じような効果を持つのがホームページです。パンフレットやカタログが明らかに古かったり汚れていれば、信頼をなくすでしょう。
けれども、ホームページというものはあくまでもパンフレットやカタログです。
カタログを見せながら、商品について営業マンがお客様へとお伝えしたり、不足した部分を情報提供したりするのは、ネット上では難しいもの。
パンフレットやカタログをただ置いておくだけでは集客がうまくいかないのと同じく、ホームページだけでは集客は難しいです。
特に、これから書くようなことがホームページに当てはまる場合、集客はほとんど上手く行かないと思ったほうが良いでしょう。
ホームページ集客がうまくいかない原因
それでは、ホームページ集客が上手く行かない原因をお伝えしていきます。
ホームページの目的が不明瞭
以前の記事でも書いた通り、ホームページを通じて、誰にどのような情報を伝えたいのかをきちんと考えていなければ、ホームページ集客はうまくいきません。
自社の名前を検索して、採用を希望する方に見せたいのか、それとも自社製品を購入してもらいたいのか、それとも自社が掲載しているコンテンツを見せたいのか、など、ホームページの目的というものは様々なものです。
お客さま向けであれば、会社概要や理念などは簡潔に済ませ、商品紹介や自社の技術などに力を入れるべきでしょうし、就職希望者向けであれば、会社概要や理念などに力を入れ、会社の働き甲斐や社員の声などを詳しく書くべきでしょう。
そういった目的やターゲットを意識せず作られたホームページは、サイト訪問者に散漫な印象を与えてしまいます。
見た目だけがよいページになっている
動画やアニメーションを多用した、見栄えの良いホームページは確かに人目を引き付けはします。ですが、それが本当にいい結果を生んでいるかどうかは別問題です。
ホームページに大量のアニメーションを追加した結果、ホームページの読み込みが重くなったり、トップページを開いてすぐに探したい情報にアクセスできなかったり、どこに何の情報があるのかわからなかったり、といった新しい問題を抱えている場合、ホームページの集客効果は薄くなってしまいます。
スペースマネジメントや視線誘導について以前当社のデザインコーチである石山が書いたルールは、ホームページにも当てはまります。
すぐに探したい情報にアクセスできなければ、サイト訪問者は探すことをやめて、別のページに行ってしまうでしょう。
アクセス解析ができていない
アクセス解析とは、ホームページに一日に何人の訪問者が来て、そのうち何人がどのページをチェックしたか、といったことを確認するものです。
ホームページを閲覧した方が、どのようなキーワードを確認して自社を探したか、といった「トラフィックチェック」と組み合わせて使うことで、ホームページを見た方が「何を探しているのか」を探ることができます。
アクセス解析やトラフィックチェックを行わない場合、ホームページをいくら作っても効果が出ているかどうかを計測できず、またサイト訪問者が何を望んでいるのかを確認できないため、ホームページに何の情報を載せるべきかもわからなくなり、ホームページ集客は望めなくなってしまいます。
アクセス解析をどのようなツールでやればいいのかについては、下記の記事に載せているので、参考にお読みください。
集客のためにはランディングページ
とはいえ、ホームページを新しく作り直すのはお金も時間もかかります。そこで、集客に効果的なのがランディングページです。
ランディングページとは
ランディングページとは、検索などで流入したサイト訪問者が最初にアクセスでき、訪問者の知りたい情報を1ページにまとめた、「特定のアクションを起こさせる」ことが目的のページです。
例えば、商品の注文やお問い合わせ、見学会などのイベント予約、試供品やカタログ取り寄せといった行動を最終的に取らせることが明確な目的となっており、また、サイト訪問者がそのような行動を簡単に取れるのがランディングページと言えるでしょう。
ランディングページの特長
それでは、ランディングページの特長をお伝えしていきます。
最終目的が決めやすい
ランディングページは、1ページを使って1つのアクションを起こさせることに特化したWEBサイトです。どのようなターゲットを狙うのか、最終的にどのようなアクションを起こさせるのか、目的と目標を考えた上で逆算して作るため、はっきりとした目標を簡単に考えてページを作れます。
ランディングページの一例はこちら
1ページのため低コスト
ホームページを丸ごと更新するのにはかなりの時間とお金がかかります。一般的には数ページの更新でも数週間と50万円前後の制作費を取られる事が多く、大規模な更新であれば数ヶ月と数百万円は必要になります。
一方でランディングページは1ページで作ることができるため、それより安い費用で、短期間の制作ができます。ペライチなどのランディングページ制作サービスを使って自分で制作するのにチャレンジしてみれば、もっとコストを抑えられるかもしれませんよ!
ページ移動による訪問者の離脱が少ない
一般的なWEBページは(このページもそうですが)様々なリンクを張り、自社のページ内を移動できるようにしています。ブログも、ブログの最後には問い合わせページへのリンクを張り、記事の内容に疑問があった場合に尋ねやすくしていますし、関連する記事へのリンクを張っています。
ですが、この記事を見に来た方のうち、何割が実際にリンクをクリックして、飛んだ先のページを最後まで読むか、想像してください。あなたはやりましたか? いえ、別にクリックして読む必要はありません。結構な数の方が、リンクされた先を読まないのです。
一方でランディングページは1ページに情報をまとめるため、訪問者は情報を探してページを移動せずに済みます。
ページ移動先にある重要な情報をお客様が見落として、結果集客に結びつかない、といったことを、ランディングページならなくせます。
訪問者が知りたい情報が1ページに集約されている
既に書いた通り、情報を探すのが大変だと訪問者はすぐに別のページに移動してしまいます。
ランディングページであれば、訪問者が知りたい情報だけがまとめられているため、かなり簡単に必要な情報にアクセスできます。
理想的な順番で訪問者に情報を伝えられる
一般的なウェブサイトでは、リンクをクリックする順番などは訪問者が自由に選びます。本来伝えたい情報の順序がA→B→Cだったとしても、閲覧する側はB→A→CやC→B→Aなど好きな順番で確認できるため、情報が違った伝わり方をする可能性があります。
ランディングページはリンクがなく、上から下に情報を呼んでいけば良いため、制作者が望んだ順序で情報を伝えることができます。
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