飲食店というものは、経営が大変ですよね。お客様が何人来るかわかりませんし、その日その日で仕入れを行わなければならない。飲食店の商売は水物と言われるほど安定するのは難しい。
さらにコロナのような災害が起きると、たちまち窮地に追い込まれてしまう。そういったお店の明暗を分けるのは、やはりいざという時でも来てくれるような常連さんをどこまで獲得できるかでしょう。
そのためには、腕前だけではなく、集客も上手く行う必要があります。でも、どうやって集客を効果的にやればいいのでしょうか?
ご紹介いたします。
集客成功のカギは「優良顧客(リピート客)を見つける」こと
既にお伝えしたように、飲食店の安定には、優良顧客、つまり常連のお客様を何人獲得できるかという点がとても重要になってきます。
そのためには、まず来てほしいお客様がどのような人物で、店舗で提供している品や店舗の立地はそうしたお客様に向いているかを考える必要があります。
そのためには、現在店舗に来られている常連のお客様をよく観察する必要があります。お客様は何を求めて常連になっているのでしょう?
例えば、それが立地及び価格帯がちょうどよく、提供が早い(会社の昼休みに食事に来るときに、手ごろな価格ですぐ料理が出てくるなど)という理由なら、店舗のオペレーションを改善し、値段を上げないよう原価や人件費を抑えるとともに、近隣の会社に営業をかけ、名刺やクーポンを置いてもらうことが集客に成功する方法の一つになります。
逆に、お客様のことを知らずに集客すると大失敗します。例えば、若者がほとんど来ない居酒屋さんが若者を呼び込もうと、例えば料理の量を増やしたりカクテルを増やすなどの工夫をしたとします。その居酒屋さんの常連の方は多くが年配の方で、静かに少人数で飲食を楽しむタイプだったため、お店から離れてしまいました。
このようにお客様のことをまず知ることで、お店に優良顧客を引き入れることがやりやすくなりますし、逆にお客様のことをわからないままに集客をするとつまずきます。
新規顧客獲得は長い目で行う
店舗に来たお客様すべてを常連にするというのは土台無理な話です。
しかし、新規顧客が一定数集客できていれば、長期的に見れば常連は増えていきます。
考えてみましょう。月に新規客が50人来るとします。そのうち1割がリピーターになれば、常連が5人増えます。6ヶ月同じペースで続ければ、30人常連が増えるわけです。
顧客獲得のために費用を注いだ結果、すぐリターンが戻ってこないからと言って打ち切るべきではなく、長い目で見る方がいいでしょう。とりあえず新規顧客を一定獲得できていれば、常連を得ることができます。
売り込み方を考える
現在の常連さんが何を目的に店に来ているのか分かったなら、次はそれをどうやって新規の方に伝えるのか考えてみましょう。
ただし、この時は呼びたいお客様がどのような層なのかきちんと絞り込んで売り込む必要があります。
例に挙げた居酒屋さんの例で考えてみましょう。あの居酒屋さんが失敗したのは、「若者を呼び込みたい」と思って、静かに飲みたい年配の常連さんが店から離れてしまったからです。
ならば、「若者全て」をターゲットにするのではなく「少人数で静かにゆっくり飲めるお店を探す若者」をターゲットに売り込みをかければいいのです(一人鍋や一人焼肉ブームを見ればわかるように若い人間が一人で静かに食事をすることはそう珍しいものではなくなりました)。
そうすれば、既存の常連客の「静かに飲みたい」というニーズを崩さないまま、若い世代を店に呼び込むことができます。
例えば、店外に値段を書いた立て看板と共に「静かにゆったり飲みたいお客様歓迎」などと書く、ホームページに「年齢問わず、静かに楽しめる居酒屋」などのキャッチコピーを載せる、少人数客向けに小鉢を充実させるなどの方法をとれば、既存の常連を尊重しつつ、若者にも訴求することができるようになります。
このように、常連さんが何を望んでいるのかを分析したうえで、そこから得たお店の強みを明確に伝え、それに沿ってお客様を選んで売り込めば、効果的な集客が行えるでしょう。
優良顧客ができないのはなぜ?
多くのお店が少しでも優良顧客を得ようと努力して、なかなかうまくいかないという現状があります。どういうわけで成功しないのでしょうか? よくある例を挙げてみましょう。
誰もお店のことを知らない!
起こりがちなこととして、そもそもお店があることを知らないという例が挙げられます。近づいて初めて「ああこんなところにお店があったのだ」と気づくような店舗にはなかなかお客様は入ってきません。
まず存在することに気づかれなければどうしようもありません。そのためにはまず、ダイレクトメールやチラシなどで認知を得る必要があります。
店を忘れられている!
残念ながらお客様というものは、一度訪れたお店のことを簡単に忘れてしまいます。定期的に来ていただく工夫がなければ、中々優良顧客はいついてくれません。
そのためには、店舗にいらしたお客様向けののポイントカードや、LINEなどSNSアカウントを利用したクーポンサービスなどが有効な手段です。
店構えが入りづらい!
立地条件は悪くないのに店にお客様がやってきてくれないことはままあります。例えば店先にメニュー一覧があるとないとでは雲泥の差ですし、また雰囲気がつかめないと有名店でない限り中々入る気になりません。
そのためには店舗前にウェルカムボードを置く、メニューリストを書いたチラシを扉に貼り付けるなどが効果的です。店の雰囲気が少しわかるだけでもお店への入りやすさが変わってきます。
サービスに不満がある!
サービスについてお客さまから不満がある場合、オペレーション面が問題ないとしても、主な客層の方の要望とお店の施策がミスマッチを起こしている可能性があります。
既に挙げた例として、例えば「会社の昼休みに手早く食事をしたい」という層が中心の場所でスローフード施策を行った場合は大失敗します。
もう一度お客様が何を望んでいるのかを洗いなおしてみるのが良いでしょう。
集客ツールの選び方
では、集客のためにはどんなツールを使えばよいのでしょうか。
SNS
SNSはこの時代、集客に必須と言ってもいいでしょう。
Facebook、Twitter、Instagramの最大手SNSはどれもやっておいて損はありません。
この時代、店舗のサービスはどんなものなのか、どんな雰囲気のお店なのかという疑問を、多くの人々はその店舗が行っているSNSをチェックすることで調べようとします。
SNSをやっているのといないのとではお店への入りやすさが変わってきます。また、おすすめのメニューや値引き情報などをお客様に伝えやすくなります。
チラシ
新聞折り込み広告、郵便局のポスティングサービス利用、自分でのビラ配りといった方法でチラシを配布するのは、特に地域密着性の高い飲食店では有効な手段です。
ただチラシを出すだけではなく、「このチラシを持ってきてくださった方はドリンク1杯無料」などのクーポンを付けると集客力はより高くなります。
また、周辺の企業や店舗などに置きチラシを頼むのもよいでしょう。
ウェブサイト
SNS以上に信頼されやすいのがウェブサイトです。SNSは簡単にアカウントを作れますが、ウェブサイトはそれなりに作る手間がかかるため、より「しっかりした」印象をお客様に与えることができます。
また、ウェブサイトがあれば、SNSをしない方に対しても訴求を行えますし、ウェブサイトのデザインがすぐれたものであれば、お客様はその店舗に向かいたくなるでしょう。
もちろんそのためには、ウェブサイトの導線や連絡の取りやすさ、SEO対策などを行う必要があります。
ポイントカード/クーポンサービス
お店に一度来てくださったお客様に対して、再訪問を促すものがポイントカードです。食事した後にポイントが貯まるカードなどは、お得感を与えるだけではなく、財布などの中に入っているだけでお店のことをお客様に思い出していただけます。事実、87%超の方が財布の中に何らかのポイントカードを入れて持ち運んでいるということが明らかになっていますし、またポイントを溜めるために同じお店に足を運ぶことを意識している方は60%以上にもなります※1。
また、お店に来ていただいた方に、次回来店時に割引があるクーポンなどをお渡しすることも再訪問に繋がります。
※1ネットリサーチDIMS DRIVE 『「ポイントカード」に関するアンケート』2017年調査より引用
ダイレクトメール
ダイレクトメールは折り込みチラシと同じく、地域密着型の経営が主である飲食店にとっては効果が高いものです。
とはいえ、一般的な企業のダイレクトメールと違い、お客様の住所などを簡単に得ることはできませんから、郵便局のポスティングサービスなどを利用するのが良いでしょう。
チラシと同じくDMにはクーポンなどをつけておくことをおすすめします。
スマホ決済
スマホ決済は徐々に増えており、PayPayやLINE Pay、楽天Payといった様々なサービスが展開されています。普段の買い物にスマホ決済を利用しているのは37.8%※2。買い物人口の4割近くスマホ決済利用者がいるのですから、そうしたサービスに対応をしておいて損はありません。
スマホ決済に対応していれば決済利用者はポイントをためることができますし、ポイントカードなどと同程度に再訪問につなげやすいという利点があります。
また、スマホ決済はお金のやり取りで接触が起こる心配がないことからコロナウィルス対策としても効果的です。
※2 MMD研究所 『2020年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査』より引用
ベターな集客手段は紙販促xWeb販促
紙販促はここまで進化している
昔と比べて紙販促は「ばらまき」ではなく、ターゲットを絞り込んだうえで送るものへと変化しています。
例えば、オンデマンド印刷やソフトウェアの進化によって、個々の送り先に合わせて印刷内容を変えるバリアブル印刷、QRコードやARを使ったWeb連携などが可能となりました。
これによって、かつて言われた「紙媒体とWeb媒体の対立」はなくなり、「紙媒体とWeb媒体の両立」を行うことが販売促進の成功につながる時代に変わっています。
ダイレクトメールの進化
紙販促と同じく、ダイレクトメールも進化しています。
スマートDMで認知度向上!
Webサイトの認知度を上げるために、DMをお使いになってはいかがでしょうか。
紙とWebサイトの相性は悪いだろう、とお思いの方、そんなことはありません。
ダイレクトメールとWebサイトを連動させることで、Webサイトを普段見ない方、ホームページに来ない方に対しても訴求を行うことができるのです。
土山印刷はWEB連携に強い「スマートDM」を制作しています。最大20コンテンツまでリンク先をおまとめする、特殊な二次元バーコードを発行。さらに、リンク先は後から自由に差し替えることができます。
もうリンク切れや、二次元バーコードが古くなることを恐れる必要はありません。簡単にWeb連携が可能なスマートDMを使えば、ホームページの認知度を効果的に向上できます。
土山印刷はお安く、短納期でWebサイトを制作します
土山印刷のWebサイト制作は、一般的なWebサイト制作よりもかなり低価格。
簡単Webページ制作ツール「ペライチ」を使い、1ページにまとめたホームページを制作するため、非常にお安い価格でWebサイトを提供できます。
また、土山印刷は、一般的なWebサイト制作よりかなり短期間で制作が可能。
その理由は、印刷会社としての技術のたまものです。
メニューリストやチラシなど、お客様がお使いの印刷物のデータを活用し、それをそのままWebサイトのデザインに落とし込むことで、短納期のWebサイト制作を可能としています。
プロモーション動画、作成いたします
同じく、既存のメニューやチラシの静止画データから動画をお作りいたします。
動画があるとないとでは、サイトの見栄えは大きく変わります。
自社のホームページに、プロモーション動画を載せてみませんか? また動画の自作方法や、YouTubeへのアップロード方法、管理方法などもサポートさせていただきます。
店内装飾やコロナ対策グッズ販売いたします
飲食店はコロナウィルス対策を徹底しなければなりません。
だから、土山印刷のUV印刷を試してみませんか。
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